退職代行 PR

こんな人は退職代行を使うべき?

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この記事は退職代行を使うか迷っている人に対し退職方法の種類や考え方を体系的に論じてご自分で判断してもらう助けになればという考えのもと執筆しました。

対象読者
・退職代行を使うか迷っている人

読後の状態
・退職代行を使うかどうか判断できる

早速ですが最初に前提知識として退職方法の種類を説明していきます。

退職の方法は2つのカテゴリに分けられる

退職の方法は大きく2つに分けられます
自分でやる自力退職と、他人にやってもらう他力退職です。

自力退職・・・自分の力で退職する
他力退職・・・自分以外の力で退職する(退職代行)

自力退職は文字通り自分の力で退職することです。これがかつては普通でしたので、そもそも自力退職という言葉がある自体おかしな感覚ではあります。

他力退職として最近では退職代行のサービスが発展してきており約50社が退職代行を前面に押し出して営業をしています。

退職と言えば自分で会社と交渉して進めていくのが当たり前でした。
かなりエネルギーの必要な作業です。

それを代行してくれるというのだから便利な世の中になりましたね。
業者というのはどこに目を付けるか分かりません。

※以降の文章では、他力退職を退職代行に言い換えて説明します。

退職カテゴリごとの性質

さらに、退職の方法ごとに持っている性質も違います
それぞれ説明すると下記のようになります。

自力退職・・・円満、非円満
退職代行・・・非円満

自力退職には円満と非円満の2種の性質があります。
退職代行には円満の性質は無いので、退職代行を選んだ時点で円満退職はあり得ません。
極端な言い方をすれば喧嘩別れ確定です。

ここでいう非円満とは、あなたの要望をあくまで押し通した退職のことを言います。
要は、円満退職でやるような会社と調整の上、双方納得いく形にして最終出勤日を迎えるようなことをしないことです。

会社の大方の要望はあくまで人員補充をして、引継ぎをして、業務に支障をきたさないこととなりますから、これを拒否することが非円満退職となります。すなわち、即日退職のことです。

要するに退職の方法は3つある

以上のことから、退職の方法は3つある、ということが分かると思います。
下記の通りです。

退職方法3種類
①自力普通退職(円満)
②自力即日退職(非円満)
③退職代行(非円満)

退職方法にはこの3つがあるということを覚えておいてください。
そのうえで各方法のメリット・デメリットを論じていきます。

円満退職についての所見
そもそも日本では寿退退職と定年退職以外で円満退職はあり得ないと思っています。終身雇用の風潮は依然未だ残っていますし、会社と一心同体となることを求められている中で退職する選択をしたあなたは会社に残る者からすれば裏切り者も同然です。大体は綺麗に送り出されることはないです。円満退職の円満の中には会社の要望が多くを占めることは認識しておいてください。

自力普通退職(=円満退職)のメリット・デメリット

ここからは退職の方法ごとにメリットとデメリット、コメントを述べていきます。

自力普通退職(=円満退職)

メリット
・お金が掛からない
・会社に波風立てない

デメリット
会社によっては反発されて退職できない
・心身を消耗する
・人員補充を待ったり引継ぎをしたりと辞めるまで時間が掛かる

自力普通退職は当たり前ですがお金はほとんど掛かりません。
最終日にお菓子を配るのであればそのお菓子代は掛かりますね。
会社に対して波風立てないのが一番のメリットです

(そもそも論、退職する時点でまあまあ大きい波風立たせてはいますが。)

最大のデメリットというか弱点は、パワハラ上等の会社だと退職すらさせてもらえない場合があることです。

損害賠償とか何とかいちゃもんを付けられ、最早あなたの力だけでは抗えず言いなりになるしかないパターンです。こうなったら自力では無理です。

次のデメリットとしては、まともな会社相手でもそこそこエネルギーを使うところです。
上司に退職を切り出すのは緊張するし、退職が決まってから最終日まで出社し続けるのは
想像以上に居辛いですから。大変です。それを考えてなかなか退職に切り出せない人も多いのではないかと推測します。

また最終出勤日まで数か月かかるのは、ざらです。
大真面目に会社の要望を聞いてたら、人員が補充されるまで数か月、引継ぎ数か月で
退職するのは結局半年後でしたなんてこともあります。

辞めると決めた会社に長くいるほど無為な日々はありません。
新しいスタートを切る前に心身共に衰弱してしまいます。

自力即日退職のメリット・デメリット

自力即日退職

メリット
・お金が掛からない
・すぐに辞められる

デメリット
・会社とは喧嘩別れになる ※やり方による
・知識と準備が必要    ※やり方による
・実行後はひたすら不安になる

自力即日退職は自力普通退職と同様にお金は掛かりません。
最大のメリットとしてすぐに辞められることが挙げられます。
円満に退職しようとしたら最悪半年ぐらい掛かることがありますが
即日退職は思い立ったら辞められます。

ただしその代わり、会社とは円満には終われません。
同業界で近いところに転職するような場合は少し後味が悪いかもしれません。
やり方にもよりますが、「仕方がないがすぐに辞めざるを得ない」形を作り出せれば
ここはクリアできます。

仕方がないがすぐに辞めざるを得ない形というのは具体的には下記の場合です。

・家族の介護が必要
・病気
・会社のパワハラ、セクハラ

こういった理由があるから、やむを得ず即日退職という手段に出ますと伝えれば、まともな会社なら「しょうがないよね」で済みます。

それと、私が実際に即日退職をした上で感じたデメリットが、実行後ひたすら不安になるということです。不安の内訳としては、損害賠償請求を受けるではないのかとか懲戒解雇にされるのではないかといったものです。どれだけ法律知識を付け、綿密な段取りをしても、未知のことをやると不安は襲ってきます。有給休暇を消化し退職日を迎えてはじめてホッとしました。

尚、即日退職の方法として「夜逃げのようにいなくなる」やり方があります。
簡単に言えば、夜中に机とロッカーを空にして、上司の机の上に退職届と有給取得申請を出して次の日から会社に行かないという方法です。

退職代行のメリット・デメリット

退職代行

メリット
・業者の言う通りに従っていれば退職できる
・退職まで時間が掛からない(引継ぎ無しで行ける可能性が高い)
・パワハラ上等の会社相手でもノーダメージで辞められる

デメリット
・お金が掛かる
・会社とは喧嘩別れになる

退職代行の最大のメリットは会社と話す必要がなく
退職代行業者の言う通りにしていれば勝手に退職できる点です。

また、自力即日退職と同様、辞めるまでの期間が圧縮されます。

相手がパワハラ上等の会社であっても、代行業者が法律などを盾にして交渉をしてくれます。

一方で最大のデメリットは費用が掛かるということです。
安ければ2万円代、弁護士監修の業者であれば5万円から7万円が相場です。
また、当然会社とは円満には終われません。

退職代行の選び方は別記事を用意してますので参考にして下さい。
退職代行業者の選び方を解説【3つに絞りました】労働組合・弁護士の運営母体を選ぶべし

あなたに合う退職方法はどれか

自分に合った退職方法を選ぶ際に一番最初に考えるべきは会社と円満に終わりたいかどうかです。円満を望むなら自力即日退職も退職代行もあり得ません。

ただ私の考えでは、ポジティブな理由とかやむを得ない理由でない限り、言い換えれば「嫌だから辞める」というのに自力普通退職(円満)を選ぶ理由はないと思っています。嫌で辞めるのに円満退職を選んでいたら次のスタートもまたモヤモヤしたものになるのではないでしょうか。

円満退職でなくて良い人は自力即日退職か退職代行の2択になります。

この2択ではお金で時間と安心を買うかどうかが判断基準になります。

自力即日退職はお金は掛かりませんが知識を付ける時間と準備の手間が必要で、且つ責任は自分で負うことになります。法律知識に抜けがあり会社にそこを突かれることもあり得ます。

自力即日退職の方法については下記記事でまとめています。
①「会社に明日から行かない」を可能にするには【知識とノウハウまとめ編】

退職代行はお金は掛かりますが百戦錬磨の業者が間に入ってくれるので自分が時間と手間を費やすことはありません。労働組合か弁護士がやっている退職代行サービスならリスクも負いません。彼らが責任を取ってくれます。

お金を払う代わりに、退職に必要な知識を付ける手間を省ける、退職後の不安を消せるのが特徴です。

私としては円満退職の必要が無くお金に余裕があるなら退職代行1択です。

尚、私のように話のネタにでもしたいなら自力即日退職で良いと思います。
ただ、夜逃げ退職したあと数日間はかなり不安であったことは事実です。

自分に合った退職方法についての結論

まとめますと下記のようになります。

結論
・会社と円満に終わりたいのなら自力普通退職
・円満の必要が無く、お金を掛けても良いなら退職代行
・円満の必要が無く、お金を掛けたくないなら自力即日退職

おわりに

当記事では自分に合った退職方法はどれかについて述べました。
この記事を読んだことであなたの退職方法が決まったら嬉しいです。