即日退職 PR

退職届と退職願の違いと書き方について即日退職流に解説

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

退職届と退職願の書き方は他サイトで山のように紹介されているので
書こうか迷いましたが書くことにします。

理由はどのサイトも当たり障りのない書き方を紹介していて
優等生ちゃんの書いた作文みたいなのが即日退職をする上でいただけないのです。

即日退職の現場ではダメ押しの一手が欲しいです。
退職届や退職願の書類としての「重み」を最大限利用します。

私の提案は必ずしも必要ないことですが
即日退職を完璧に成功させるには間違いのない一手になります。

さっさと書き方を教えろという方のために
先に私が実際に書いた例を紹介します。

一般的なテンプレートとは大きく違うところが何点かあります。
それでは細かく解説していきます。

退職願・退職届の書き方すら自分で勉強するのが面倒という人は退職代行業者に依頼をするのも良いです。別記事で退職代行業者の選び方を解説していますので読んでみて下さい。
退職代行業者の選び方を解説【3つに絞りました】労働組合・弁護士の運営が良いです

退職届と退職願の違い


まず退職願と退職届の違いを説明します。

今まで本気で退職と向き合うことが無かった人は
退職届と退職願の違いすら分からないと思います。

仮にあなたが覚悟を決めて上司に叩き付けたのが「退職願」だったら
こと退職に詳しい人間からすると「ちょ、待てよ」となります。

退職願は文字通り、会社に「退職したいから検討してくださいね」という代物で
会社は「いやダメでーす」と、退職を認めなくて良いのです。
相手によっては拒否され得る、あくまでもお願い書なわけです。
お願い書を叩き付けてどうすんのって話です。

一方の退職届は一方的に「辞めます!」と通告するもので
会社は受け入れるしかないです。

退職届と退職願の違い
退職願・・・お願い書であり、会社は拒否できる
退職届・・・通告書であり、会社は拒否できない

就業規則で退職の際は退職願を提出することと定めている会社があります。
私の勤めていた会社もそうでした。
これはつまりあなたの退職について
「決定権はあくまで会社が持ちますよ」と言っているのですね。
どこまでも上から目線で腹立ちますねという話です。

即日退職流では、というか退職する意思がダイヤモンドより硬いのなら
書くべきは「退職届」一択です

ただし大きい会社だとどうしても社内処理上必要で後から
「退職願も書いてちょ」
とか言われるケースがあるかもしれないので
退職届と退職願を同時提出する二刀流戦法もオススメしています。
私はこの二刀流戦法を採用しました。

別記事でも紹介する書き置き退職法の際に
退職届と退職願を二つあわせて上司の机の上に置くわけです。

退職届と退職願の書き方


おまたせしました、書き方を解説していきます。

最初に用意するもの

まず用意するものは4つです。

退職願・退職届作成時に用意するもの
①ボールペン
②B5用紙
③白無地の封筒
④印鑑

ボールペン
いわずもがな。
一応言っておきますが鉛筆で書かないでくださいね
筆が得意な人はそれでも良いでしょう。

B5用紙
会社のプリンターからソッと抜いたら良いでしょう

白無地封筒
文房具屋とか雑貨屋で買うしかないです。
コンビニではなかなか売ってないです。
面倒な人は、正直辞める身なのですから見栄など気にせず茶封筒でも良いでしょう。

印鑑
シャチハタでは一般的にはダメです。
場合によっては突っ返されます。
100円ショップなどでも良いので認印を買いましょう

退職願と退職届の書き分け方は2つだけです


退職願と退職届の違いは簡単です。
表題と語尾が違うだけです。

退職届と退職願の書き分け方
①表題 退職届or退職願
②語尾 退職願→退職いたしたく、お願い申し上げます。
退職届→退職いたします。

退職願
お願いを申し上げる形にします。
最初に言った通りあなたの退職決定権を相手に譲る内容になります。

一方の退職届は既に自分で決めた決定事項を相手に伝えることになります。

“一般的な”退職願と退職届の文章は以下になります。

<一般的な退職願と退職届のテンプレート>

退職届(退職願)

私儀

今般、一身上の都合により
令和●年●月●日をもって退職いたします。
(退職いたしたくお願い申し上げます)

部署名 名前 印

株式会社●●
代表取締役社長 ●●●●殿

会社によってはオール自筆を指示されることがあります。
しかし自筆は法律的根拠が全くない、感情的なもの
「重要なことなんだから自筆で書けー!」ってやつです。

昔の運動部でよくあった
うさぎ跳びで階段昇るとか
水飲ませないのと、一緒の類です。

最低限を攻める場合は、全部ワードで打って、署名だけ自筆でオッケーです。
なぜ署名だけ自筆かと言うと、自分で書いたことを証明するためです。
勝手に他人に書かれて提出されたら、たまったもんじゃないですから。(笑)

まあ全自筆かワードで打って署名だけ自筆かは
会社の空気を読んで下さい。

私は会社が全自筆指定でしたから
「アホくさ」と思いながらも突っ返されたら面倒なので
頑張ってチマチマ自筆で書きました。ボールペンで。
私の場合は退職願と退職届の2通を書いたので結構大変でした。

真っ白な紙に書くと、ドンドン文字が斜めになるのですよ。
ちょっとカーブしてる川みたいに。

縦線の付いた便箋なんかを用意すると良いです。

それでは即日退職流、退職願・退職届の書き方について説明します。

即日退職流の退職願と退職届の書き方


一般的なサンプルで挙げたものは、圧倒的にあるものが足りないです。
あるものとは、ダメ押しの一手と、こちらの覚悟を伝える演出です。

一般的な退職願・退職届に足りないもの
・ダメ押しの一手
・こちらの覚悟を伝える演出

即日退職するからには淡々とした文章を書いていてはダメ。

即日退職流では一般的な書き方にさらに追加で以下を盛り込みます

即日退職流の追加事項

①一身上の都合ではなく、精神的不調により退職すること。
②最終出勤日と退職日を明確に分けて書く。
③退職日までは有給休暇取得を宣言する。
(有給休暇が無い人は欠勤することを宣言する。)

それぞれ解説していきます。

①一身上の都合ではなく、精神的不調により退職すること。


これを書くことで
即日退職することはしょうがないと会社に思わせることと
主導権をこちらが握る狙いがあります。
ついでに上司をビビらせることにもなります。

「精神的不調により」と書く狙い
・即日退職することはしょうがないと会社に思わせる
・主導権をこちらが握る
・上司をビビらせる

 

即日退職するからには自分の退職を会社のせいにして
会社に罪悪感を負わせる必要があります。
「僕が辞めるのは会社のせいなんだからすぐ辞めさせてよね」
と暗に伝えるのです。

普通の会社は精神的にヤバイ人の扱いについてはかなりセンシティブです。
大体は「おっと、これはそっとしといた方が良いぞ」と思ってくれます。

また、一身上の都合とはつまり自分の身の上の事情ということです。
会社からすると「自分勝手だよね~」と思われてしまい
主導権を会社に握られるのです。
「君が勝手に辞めたいだけでしょ?困るわ~。」とか言われますよ。
これを先手で潰します。

別に本当にうつ病とか精神病である必要はありません。

また、普通の「一身上の都合」であれば読んだ人は読み流しますよ。
「はいはい、いつものやつね」という風に。

読んでいきなり「精神的不調により」という一文が来ますとどうでしょう。
最初に読むことになる上司からすると「え、やばくね、俺のせい?」
とビビらせる効果もあります。

ビビらない上司でも良いです。
事態が重大であることを認識してもらってください。
「これは一筋縄でいく話ではないですよ」とこの一文で威圧するのですね。

②最終出勤日と退職日を明確に分けて書く。


具体的には最終出勤日は今日、退職日は14日後とか有給消化後にします。
退職届にこれを書くことで、交渉・調整の余地が無いことを伝えます

普通、退職日と最終出勤日は会社と調整し
退職願や退職届には退職日のみ書くのが一般的です。

最終出勤日は引継ぎの状況等により変わるかもしれないから
あえて省略するわけです。

ですが即日退職するからには
最終出勤日はイコール提出日である「今日」です。

ここを明確に書き、退職願と退職届を通して
自分が明日から来ないことを一方的に相手に伝えてください。

別途添え状も作成し、退職願と退職届に書ききれないことは添え状に書きますが
退職願、退職届にもあらためて記載することで
副次的に重みを演出する狙いもあります。

最終出勤日と退職日を明確に分けて書く狙い
・交渉・調整の余地が無いことを伝える
・重みを演出する

③退職日までは有給休暇取得することを明記する。(有給休暇が無い人は欠勤することを明記する。)


別途有給休暇申請でも記載することですが
これも退職願と退職届にしっかり書くことで
交渉や調整の余地がないことと、こちらの堅い覚悟を伝える意味があります

 

即日退職流 退職願と退職届の文章作成例


それでは今まで説明した事項を踏まえたうえで
実際に文章を作成しましたので見てください。


退職願

 

ワードファイルも置いておきます。即日退職流 退職願

退職届

これもワードファイルを置いておきます。即日退職流 退職届

基本的には退職届は上司から部門長、部門長から人事部
場合によっては人事部から社長へと流れていき
こちらの考えをそのすべての人に伝える手段になります。
ですので伝えたいことを一つの紙にまとめてぶち込んでおくこと伝達がラクです。
こちらからしても何回も確認を受けず一発で済みます

そしてあまり意味が無いかもしれませんが最後のダメ押しのコツとして
半端ない筆圧で書くことです。ペンが紙を貫通する一歩手前ぐらいで。
こういった芸の細かさでもこちらの覚悟を演出します。

上記以外でも、各々でアレンジを加えたらいいと思います。

例えば実際に弁護士に相談している人は最後の一文に
「尚、当書は弁護士に相談の上作成したものです。」と書いたら効果有るでしょう。

バックに弁護士がいると思わせたら会社も下手なことはできません。
大方そっとしておいてくれます。

弁護士の相談相場は30分5,000円なものなので
お金がある人はやってみて下さい。

退職願や退職届にはテンプレートはありますが
これを書いたらダメということはありません。

退職届や退職願は会社によっては社長や人事部長が読む場合がありますので
上司に恨みがある人はメッセージ性を込めるのも良いのではないでしょうか。

封筒への入れ方


封筒に入れる前にちゃんと控えのコピーを取って下さい
後で「俺何書いたっけ」じゃ話になりません。

書いた面を内側に、3つ折りにして封筒に入れてください。
ここは即日退職も普通の退職も変わりないです。
封筒の表中央にそれぞれ「退職届」「退職願」と書いてくださいね。

封はしないで大丈夫です。

まとめ

では退職届、退職願についてまとめます。

退職届と退職願の違い

・退職願・・・お願い書であり、会社は拒否できる
・退職届・・・通告書であり、会社は拒否できない
基本的に退職届だけで何も問題はない。

社内処理上退職願を求められる場合があるので
退職届と退職願を二つ同時に出すのも有り

退職届と退職願の書き方

一般的な書き方にプラスして下記を盛り込んでください。
①一身上の都合ではなく、精神的不調により退職すること。
②最終出勤日と退職日を明確に分けて書く。
③退職日までは有給休暇取得を宣言する。
(有給休暇が無い人は欠勤することを宣言する。)

私が作成したワードファイルを置いておきます。
即日退職流 退職願
即日退職流 退職届

封筒への入れ方

封筒に入れる前にコピーを取って下さい。
3つ折りにして封筒に入れる
封はしなくてOK

おわりに

当記事では即日退職流に退職届と退職願の書き方を解説しました。
即日退職において必ずしも必須な条件ではないので
面倒な人はよくあるテンプレート通りに作成しても構いません。

ただし人によっては人生で一度書くか書かないかの大事な書類ですので
想いのたけをぶちこんでみるのが良いと思います。