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今すぐに会社を辞めたいならこれをして下さい【夜逃げ退職術】

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世の中に大量発生している今すぐ会社を辞めたいあなたを救うためにこの記事を書きます。

辞めたいと思っても何をして良いか分からない人。
何をするべきか分かっていてもパワハラ上司相手に言い出せない人。

こういった人達へ私の提案です。

夜逃げしましょう。

ただし、私が提案するのは実際に夜逃げするわけではなく、夜逃げ風退職です。

出社したらあなたの机もロッカーもすっからかん。
上司の机の上には退職届と引継ぎリストが置かれている。
電話をしてもあなたは全く出ない。職場はもう手が出せません。
これが夜逃げ退職です。私が実際にやった方法です。

退職代行も必要ありません。適法且つ自力で会社から去る方法です。

早速解説していきます。

参考程度に実行時の私の状況

この夜逃げ退職術は私の置かれた状況だからこそできた側面があるかもしれませんので
参考程度に私の実行時の状況を説明しておきます。

夜逃げ退職当時の私の環境

・従業員3000名以上の大手企業
・正社員 13年間勤務
・課長一歩手前の課長補佐職(係長相当)
・事務所勤務
・会社は物流会社で、その時やっていた業務は輸出入業務
・部下は6名、上司は課長1名
・土日祝休み、勤務時間は8:45~17:45が定時
・ブラック企業に近い
・有給休暇40日有り

いわゆるデスクワーカーです。
私と同じような境遇の方には夜逃げ退職術は上手くはまる可能性があります。

私は役付だったので、平社員なら夜逃げ退職術をやるにはもっとハードルは下がると思います。手前味噌ですが役付職でこんな辞め方するのは全国でもあまりいないでしょう。

もし同じような環境でなくても各々カスタマイズしてみて下さい。

夜逃げ退職とは

実際の手順については後述します。
ざっくり夜逃げ退職を説明しますと、あなたの存在を会社から消し去る退職術です。
机もロッカーもすっからかんにし職場から自分の痕跡を消し去ります。
あたかも夜逃げのように。

夜逃げを知らない人はグーグルで検索してくださいね。
一般的には借金取りから逃げるために夜中の内に引っ越しして姿をくらますことです。
逃げられた側はもうどうすることもできないです。

この夜逃げ退職術は漫画の「ナニワ金融道」からヒントを得ています。
色々社会の裏が分かる漫画ですので読んでみると社会勉強になると思います。

夜逃げ退職術のメリット・デメリット

夜逃げ退職術のメリットとデメリットを説明します。
これを見てご自分で実行するかどうか判断してみて下さい。

メリット
・退職代行を使わずに即日会社から去ることができる
・引継しないことによる損害賠償を受けない
・無断欠勤にならない
・職場からの連絡を受けない

デメリット
・準備に多少時間が掛かる
・去った後に若干の不安が残る

各々解説します。

メリット①退職代行を使わずに即日会社から去ることができる

即日会社を去ろうとしたら最近では即日退職業者に依頼するのが鉄板です。
自分では直接上司に退職を伝えられない人が使う傾向がありますが
すぐにでも会社から去りたい人もよく使います。

ただし退職代行は\25,000~\70,000ぐらいの費用が掛かります。
それを自力でやるので当然費用は掛かりません

メリット②引継しないことによる損害賠償を受けない

私の説明する手順ではしっかり引継ぎも行います。実際の手順は後述します。
最低限の紙ベースでの引継ぎですが、全くやらないより損害賠償のリスクは圧倒的に少なくなります。もし確実に会社が損害賠償を請求してくると思うのなら退職代行に依頼して下さいね。

メリット③無断欠勤にならない

いわゆるバックレはしないで下さい。当夜逃げ退職術ではしっかり上司に会社に行かない旨を連絡しますし書き置きも用意しておきます。人事部長にもメールを送っておきます。三段構えで無断欠勤にされることを回避します。

なぜここまで無断欠勤を回避することに注力するかというと無断欠勤は懲戒解雇の理由になるからです。懲戒解雇になると転職が不利になるというより、退職金が無くなるのが最大の恐怖です。

数年勤務した程度なら雀の涙程度ですが10年以上勤務したならそこそこ大手の会社ならまとまった金額になります。私の場合は200万円でした。これがもらえなくなるのは退職後の独立事業資金が足りなくなりますのでどうしても回避しなければなりませんでした。

メリット④職場からの連絡を受けない

夜逃げ退職術では上司や職場からの連絡を断絶するように段取りしますので、夜逃げ後に連絡するのは人事部長とだけです。嫌な上司と再度話すことはしなくて良いです。私の場合は、上司と仲が悪かったわけではありませんが、話すことで退職を有耶無耶にされるのを避けたかったです。

デメリット①準備に多少時間が掛かる

夜逃げ退職術の最大のデメリットは、後述する手順を見てもらえば分かりますが準備にそこそこ時間が掛かります。主に当夜逃げ術の戦略を練る時間と法律に違反していないかの確認、引継ぎの準備、上司への置手紙、人事部長へのメールを考えるのに時間が掛かってます。

当然、この記事を読んでもらっている人は法律を調べる時間も戦略を練る時間も短縮されます。

デメリット②去った後に若干の不安が残る

夜逃げ退職術を実行する際に私は自信があったものの、弁護士でも無いですし、未知の領域であったのでやはり不安が残りました。不安の原因は損害賠償と懲戒解雇の2点です。
ただし、実行後人事部長と話すことで問題は無いと分かったので、それ以降は安心して独立事業に取り掛かることにしました。

上記メリットとデメリットを把握してもらった上で
やってみたいと思うのなら次項の実際の手順をお読み下さい。

夜逃げ退職の実際の手順

この項では実際の手順を説明していきます。あくまで私の環境をベースに書いていきますので各々の環境にマッチするようにカスタマイズはして下さいね

 

夜逃げ退職手順

・夜中や休日に会社に行く
・退職願、退職届作成
・引継ぎリスト作成
・上司への置手紙作成
・人事部長へのメール作成
・返却物の準備
・会社システム、パソコン、携帯電話のログインID、パスワード書き置き
・不要書類の処分
・ロッカーや机周りの清掃
・私物持ち帰り準備
・上司の携帯電話でメール
・人事部長へメール
・作成したすべての書類のコピーを取る
・上司の机の上に全部置く
・立ち去る

 

それでは各手順を一つ一つ解説していきます。

夜中か休日に会社に行く

夜逃げですからね、皆が居る日中には準備はできません。
必ず夜中や休日など、会社に誰もいない時間帯に行くようにしてください。

夜中や休日に会社に入ることができない人は夜逃げ退職は無理です。
退職代行に依頼して下さい。
退職代行については別記事でまとめてますので読んでみて下さい。
退職代行業者の選び方を解説【3つに絞りました】労働組合・弁護士の運営母体を選ぶべし

退職願、退職届作成

退職願と退職届は法律的には必要ありませんが慣習的に必須です。
自分が辞める意思を記録(物)に残す意味でも重要です。
具体的な書き方は別途記事を用意してますので読んでください。
退職届と退職願の違いと書き方について即日退職流に解説

必ずしも退職願と退職届の2つを用意する必要はありません。
私の場合、会社の処理上退職願が必要だったので作成しました。
(就業規則に「退職は退職希望日の14日前に退職願を付すこと」と書いてありました。)
本来は退職届だけで大丈夫です。必ず就業規則を守る必要はありませんが後で揉めるのが面倒なので用意してあげました、という感覚です。

しっかり就業規則の該当箇所を読んで、会社が退職には何が必要と言っているか把握するようにしてください。

尚、よく聞く辞表は役員の人が辞める時に書く書類です。役員でもないのに辞表書いてたら恥ずかしいので辞めて下さいね。

引継ぎリスト作成

夜逃げ退職で怖いのが引継ぎをしなかったことによる損害賠償請求です。とはいっても退職で引継ぎをしなかったことにより損害賠償請求を受けるのはアケースです。ほぼ無いと思ってもらって大丈夫です。

ただし、リスクをゼロに近づけるためにも一応引継ぎリスト程度は作ってやろうというのが当サイトの良心です。

仮に損害賠償請求を受けて裁判になったとしても、「いや、引継ぎリストは頑張って作りましたよ」と言えるのはデカいです。労働者はただでさえ守られる立場にあるので、ここまでやっておけば損害賠償を受けるリスクはゼロに近いです。

上司への置手紙作成

上司の机に置く手紙を作成します。この手紙は何のために作るかというと、退職届だけでは伝わらないことを伝えるためです。具体的には下記を記載します。

置手紙の内容

・退職の意思
・明日から会社に行かず有給休暇を消化すること
・引継ぎ資料を作ったこと
・以降の連絡は人事部を通して欲しいこと
・提出物と返却物を準備したこと

 

実際に文章にしたので参考にして下さい。これは私が実際に上司の机に置いた内容です。
ワードファイルも配布します。
有給休暇申請及び退職についての申し出

置手紙文章例「有給休暇申請及び退職についての申し出」

このたび精神的な不調によりこれ以上の業務遂行が困難なことから、まことに勝手ながら●年●月●日から●年●月●日まで有給休暇を取得させて頂き、療養するとともに●年●月●日をもって退職致します。
引継ぎ資料の作成については不十分なところはあるとは思いますが、できることはしましたので何卒ご容赦下さい。
以降の退職手続きについては直接人事部とやり取りをさせて頂き、人事部およびその関係部署以外からの連絡には一切応じられませんでご了承下さい。このことについては別途人事の●●部長にもメールを入れております。
また、下記の通り提出物と返却物を用意しましたのでお受け取りの上、後続の処理対応の程お願い申し上げます。

人事部長へのメール作成・送付

人事部長にもメールを送っておきます。
人事部長にメールを送る意味は下記のとおりです。

人事部長にメールを送る意味

・夜逃げ退職後の連絡経路確保
・上司が知らぬ存ぜぬと言ってきた時の保険
・パワハラ等の告発 ※オプション

 

夜逃げ退職では上司や職場との連絡を絶ちますので以後の会社との連絡経路を確保する必要があり、人事部長をその経路とします。また、上司が置手紙なんか見てないと言ってくる可能性がありますのでそれに対する保険も兼ねてます。

人事部長すら信用できない場合は内容証明で退職届と添え状を送る最終手段も有ります。
これは別の機会で記事を作ろうかと思います。ただ、そこまでやるなら退職代行に依頼した方が手間が少ないとは思います。

返却物の準備

会社への返却物を用意します。人によって違うとは思いますが、私が用意したものを記載しておきます。返す物は返しておかないと後々トラブルになりますのでしっかり返しておきましょう。

会社への返却物 ※参考

・社員証
・社章
・勤怠記録カード
・名刺
・携帯電話

会社のシステム、パソコン、携帯電話のログインID、パスワード書き置き

忘れがちなのがこれらログインIDやパスワードの書き置きです。会社の独自システムなど、しっかりIDやパスワードを置いていけば後の業務に支障をきたさないので残してやってください。

会社のメールについては、見られて困るものは消しておいてくださいね。とは言っても情報関係部署に問い合わせれば削除したメールも見ることはできるはずではあります。一時しのぎではありますが、手間が掛かることがありますので消しておいて損は無いです。

不要書類の処分

これはしなくても良いですが、変な書類を残しておいて後々追及されても面倒なので
不要な書類は資料は全部シュレッダーに掛けました。

ロッカーや机周りの清掃

ロッカーや机周りを一応綺麗にしておきます。写真を見せられないのが残念ですが、私の机は書類も何も無い新品に近い状態にしておきました。あたかも私など存在してなかったかのように。覚悟を会社に伝えるためにも必要と言えば必要かと思います。事務所内に残っている名札など全部外して捨てます。

私物持ち帰り準備

私物は持ち帰らないと後々会社とやり取りが発生していまうので全部持ち帰ります。会社に私物を多く持ち込んでいる人は何日か掛けて少しずつ持ち帰ったら良いお思います。ただその時にバレないよう自然に持ち帰って下さい。

上司の机の上に全部置く

ここまで来たら上司の机の上に今までに用意したものを置いていきます。作品を置いていくような感覚で楽しいと言えば楽しいですよ。念のため上司の机に置くものをまとめておきます。

上司の机に置くもの

・提出物
・返却物
・置手紙

上司の携帯電話へメール

最後の仕上げとして、上司の携帯電話にメールを送ります。伝える内容は置手紙と同じものです。

実際にはこのような感じで送って下さい。
「お疲れ様です。精神的な不調により、勝手ながら明日より有給休暇を取得し、●年●月●日をもって退職します。お世話になりました。」

これで無断欠勤にはなりませんので懲戒解雇になることもありません。置手紙もしてあるし、人事部長にメールもしてあるのでまず大丈夫です。不安な場合は労働組合にも同様のメールをおくってあると4段構えになります。

尚、私の場合はこのメールは会社支給の携帯電話で送信しその後電源を切って上司の机の上に置きました。同じように会社携帯電話で送る場合は送信後に携帯電話を上司の机の上に置くことを忘れないようにして下さい。

立ち去る

以上の手順が完了したら事務所を立ち去って下さい。
私物の持ち帰りを忘れないようにして下さいね。

上司にメールを送ってから鬼のように電話が鳴るかもしれませんが無視して下さい。
あなたが話すのは人事部長だけです。

立ち去った後にすること

職場からの連絡は断絶していますのであとは人事部長と連絡をすることになります。特にすることはありませんが、私の場合は人事部長と軽く電話面談をして本当に退職確定で良いのかというメールが後日送られてきたので「はい、確定です。」と返信して終わりました。

これにて無事退職確定です。

これができないなら退職代行を使ってください

ここまで説明した手順でも重い腰を上げられないなら退職代行を使って辞めて下さい。自力で辞めるというのはそこそこエネルギーを使います。

私の提案する夜逃げ退職術をするほどのエネルギーも無い人は精神的に限界がきていると思いますので、おとなしく退職代行を使うべきです。

しつこいようですが、下記に私なりに退職代行の選び方についてまとめた記事を書いてますので参考にしてみて下さい。
退職代行業者の選び方を解説【3つに絞りました】労働組合・弁護士の運営母体を選ぶべし