あなたは会社に行くのが辛くないですか?
・寝る前は明日出社することが気になってなかなか眠れない。
・寝たら寝たでなぜか夜中に起きてしまう。
・起きたら絶望を感じる。
・出社して会社が見えてきたら吐き気、腹痛、眩暈、動悸がする。
こんな自覚症状が続いていたら退職か休職か異動を願い出るべきです。
この記事では危ない自覚症状と対処法を解説していますので
会社に行くのが辛い人は一読してみて下さい。
この症状が続いたら退職・休職のサイン9点
早速ですが危ない症状9点を紹介します。
これに該当する場合はあなたの身体・精神がストレスで悲鳴を上げている証拠です。
この症状が出たら退職・休職した方が良いサイン一覧
・眠れない、寝ても早起きしてしまう
・食べ過ぎてしまう、逆に喉を通らない
・急に涙が出てくる
・瞼が痙攣する
・朝起きた時の絶望感半端ない
・出社時吐き気、腹痛、眩暈、動悸
・日曜夕方が憂鬱
・休日は寝てばかり
・些細なことでイライラする・落ち込む
単一症状であれば耐えられることがありますが、複数掛け合わさると地獄です。
また、症状が短期的なら未だ良いですが、数か月や年単位で続いているのなら寿命を縮めているようなものです。
尚、各症状は医者から実際に聞いた話、医療系サイトの情報、書籍、著者の経験をまとめあげたものです。
それぞれ解説していきます。
不眠症(眠れない、寝ても早起きしてしまう)
精神が危険な状態の代表格です。
・不安やイライラで布団に入っても数時間は眠れない。(不眠)
・眠っても2・3時間で目が覚める。(早期覚醒)
睡眠不足になるので日中起きてるのがキツいし何よりパフォーマンスが落ちます。
それで仕事が上手くいかずミスしたり怒られたりして、また寝る時に同様に眠れない。デススパイラルに陥ります。
不眠症になったことがある人は分かると思いますが地獄のような毎日を過ごすことになります。
過食症、拒食症
これは精神が不安定になっている状態の代表格的症状です。
・食べることがストレス発散になってしまっている。(過食症)
・食べ物が喉を通らない。食べても吐き戻す。(拒食症)
短期間で体重が増えたり減ったりした場合はアウトと考えて良いです。
急に涙が出てくる
女性に多い症状です。精神状態が不安定になっている証拠です。
ブラック職場ではトイレに駆け込んで泣いている女性がそれはそれは多いこと。
感動ものの映画を観てもいないのに急に涙が出てくるのは異常です。
感情がやられています。
瞼が痙攣する
身体的、精神的ストレスが限界値近くまで溜まると出る症状です。
脳や顔面の神経が異常な動きをしている証拠です。
人によっては口が痙攣することもあります。
ただの痙攣なので無視する人が多いのですが、神経がやられているため重症度は高めです。
朝起きた時の絶望感半端ない
朝起きた時、人は不安を感じやすいようにできています。
普通であれば多少不安を感じるくらいです。
しかし会社でのストレスを強く受けている人は何とも形容しがたい絶望感に襲われます。不眠症を伴っていた時の絶望感はさらに上を行きます。
私も会社員時代、社内でも上位3位に入るブラック部署に配属された最初数か月はこの症状が出ていました。
この症状がさらに強くなってしまうと通勤時の電車にダイブしてしまいます。
出社時吐き気、腹痛、眩暈、動悸
勇気を出して出社したものの、会社が近くなってくると吐き気、腹痛、眩暈、動悸が出る人。
これは自分の身体が会社を拒否している証拠です。
私が会社員時代、会社の門をくぐると必ず吐く人がいました。当然ですが数週間後には退職して消え去ってます。
腹痛は私も経験しており、やはりブラック部署にいた時は毎日出社直後にトイレへ駆け込んでいました。
日曜夕方が憂鬱
日曜日の夕方が憂鬱なのは「サザエさん症候群」という言葉があるぐらい市民権を得ている症状です。かといってこれが普通と言われたら全く違います。
普通の人は憂鬱になりません。
せいぜい溜息一つするぐらいか逆にワクワクしてます。
日曜夕方を幸せに過ごせない人生は辛いですよ。
休日は寝てばかり
平日にエネルギーを消費し過ぎて土日はどっぷり寝てしまっている人も危ないです。その生活は普通ではないですよ。
平日にできなかった趣味に精を出す、運動する、家族と会話する。これが普通です。カーテンを閉め切ってひたすら寝ていると精神状態は下降する一方です。
そう言われても活動的になれないのがこの症状。
平日は不眠症で眠れていないことが原因の場合もあります。
寝ているからあっという間に月曜が来てしまい、さらに落ち込むというデススパイラルに陥ります。
些細なことでイライラする・落ち込む
例えば急に思い出したように怒りがこみ上げ怒鳴り声を上げてしまう人はいませんか。
自分より弱い人に辛く当たってしまうことはありませんか。
逆に他人の些細な言葉が自分の悪口と思い込んでしまって落ち込んでないですか。
これらはストレスで感情が不安定になっている証拠です。
9点の症状の対処法
ただ症状を挙げ連ねているだけでは記事としての価値がないので対処法も書いていきます。
どの症状も共通点はストレスが原因であることです。
こういったストレスに対して巷では運動するとか瞑想するとか小手先のテクニックを提案する情報が多いです。どれも長期的な施策が必要で、且つ若干のストレスであれば改善する可能性はあります。
しかし経験上、強大なストレスに打ち勝つ程の効果をこれらテクニックには期待できません。
ストレスに対する効果的な対処方法は2つしかないと考えてます。
・精神科や心療内科に行って向精神薬で薬漬けになる
・ストレス源を潰す
それぞれ説明します。
精神科や心療内科に行って向精神薬で薬漬けになる
例えば不眠症であれば睡眠薬を貰って飲む。
グッスリ眠れると想像以上にスッキリして改善する場合があります。
不安症状があれば向精神薬を貰う。
効果は薬の強さや相性にもよりますが、症状が緩和することは間違いないです。
ただし、薬の副作用や、断薬した時の禁断症状などを覚悟する必要があります。
長期的に飲み続けた場合のリスク等も医者はいちいち説明してきませんので、自分で聞くなり調べるなりして判断して下さい。
この対処法のデメリットは、ストレス源が無くならない限り薬を飲み続けなければいけないことです。
ストレス源が一時的である場合なら有効ですが、ストレス源が長期的に無くならない場合は
薬を飲み続ける必要があり、体が蝕まれていきます。
人間の身体は薬に耐性ができてしまうので、飲み続ければ飲み続けるほど量を増やしていく必要があります。
量が増えるほど体への影響は大きくなっていきますので、リスクも増大していきます。
医学的な話は専門外なので詳しく話せませんが、デメリットが多くお勧めはできません。
ストレス源を潰す
もう一方のストレス源そのものを潰す対処方法を説明します。
潰す方法は大きく分けて2つ。
①ストレス源に対してアクションする
②ストレス源から逃げる
①は、例えば嫌な上司がいるなら何らかの手段でその上司の嫌なところを直してもらったり、遠ざけたりすることです。
②は1つ目の方法がストレス源に自分で触ってどうにかすることに対し、2つ目の逃げる方法はストレス源に触らないところに違いがあります。
次項にて細かく解説します。
ストレス源に対してアクションする
ストレス源を潰す方法の内、ストレス源に対してアクションすることはあまりお勧めできません。
ストレス源にアクションすることは自分に相当なストレスが掛かり、そもそも自覚症状が出てしまっているような状態で行うとそのまま自滅する可能性があるからです。
例えば嫌な上司や先輩がいるとして、あなたは下記のようなことができますか?
(例)ストレス源の上司先輩へのアクション
・面と向かって嫌なことをやめてもらうように言う
・誰かを使って嫌なことをやめてもらうように言う
・暴言を受けているのであれば録音などで記録して人事部や労基署に掛け合う
・憎いのであれば自力なり〇〇団体に依頼して相応の報いを受けてもらう
これらができる人はそもそもこの記事を読んでないです。
また、自覚症状が出る段階ではこれら手段を実行するほどのエネルギーが残ってないと推測します。
ストレス源から逃げる
自覚症状が出てしまっている人はストレス源から逃げることが一番です。
逃げる方法は下記の通りです。
ストレス源から逃げる方法
・異動を申し出る
・休職を申し出る
・退職を申し出る
それぞれ解説します。
異動を申し出る
異動を申し出るのは職場を変えることでストレス源を潰せる場合に有効です。
異動で有効なストレス源として分かりやすいのが人間関係です。仕事そのものにストレスを感じている場合、部署によって全く業務内容が変わるのであれば有効ですが、どこに行っても同じような業務内容の会社であればあまり意味が有りません。
尚、異動を申し出て異動できることはあまり聞きません。
退職のカードを切って初めて異動を許されることがほとんどです。
休職を申し出る
一旦会社から離れ休養し症状を治す手段で、異動とセットになることが多いです。
有効な手段というより一時的に様子を見る時に使われることが多く、結局またストレス源のある場所に戻ることになると何の意味も無いです。
私の経験上、休職から復職することはほとんど見たことがないです。
当人が退職を決断できず一旦休職してみている場合が多いですね。
退職を申し出る
退職は異動も休職も意味が無い場合の最後の手段です。
人間関係での悩みなら異動で良いですが、仕事自体に適性が無い場合は退職一択と考えて下さい。
向いていないことを続けることほど無価値なことはありません。
苦手分野を克服するのも良いですが、元々得意な人や夢中でやっている人には絶対に勝てません。
克服したところで大差を付けられていますよ。
ストレス源に対する考え方
念のためストレス源に対するマインドを書いておきます。
自分を変えることもストレス対処法として有効だが時間が掛かる
よく巷では「何か言われても受け止め方を変えたらストレスにならない」とか「人生経験を積むことで耐えられるようになる」と言われます。
これは私の経験上、効果が有り一定の理はあると考えます。
これを書いている時点の私は35歳ですが、確かに20代の頃では耐えられなかったであろうことを平然と耐えられるようにはなってます。
ただし耐えられるようになるまで時間が掛かるのです。
ストレス対処本を読んだ次の日にいきなりストレス耐性は上がりません。
症状が複数発症している人はもう限界まで来ているので参考にはならないのです。
今いる周囲の人間はどうにもできない
自分を変えるのには時間が掛かることは説明しました。
一方で周囲の人間を変えることはもっと無理です。
過去と同様に周囲の人間も変えられないと思って下さい。
これを分かってないと明後日の方向に努力してしまいます。
今のところ説明したマインドをまとめておきます。
・自分を変えるのは時間が掛かる
・周囲の人間を変えるのは無理
環境を変えるのが早い
結論、環境を変えるのが一番早いです。
先に説明しましたが、自覚症状が出ているのであれば異動や退職をするのが最善と考えて下さい。
そもそも仕事をしていて変な症状が出ることは異常だと思って下さい。
自分に向いている仕事・職場では絶対に出ませんから。
あと、日本には会社が何社あると思いますか。
400万弱あります。
この中から自分に合う会社を探してみて下さい。
会社に属すること自体が向いてないのであればフリーランスでも良いです。
仕事は楽しくできないと40年、50年も続けられませんよ。
おまけ:自力で退職に踏み切れないなら退職代行を
退職になかなか踏み切れない場合は退職代行を使ってみて下さい。
下記に別途記事を作っています。
退職代行業者の選び方を解説【3つに絞りました】