この記事の対象読者:就活生、若手総合職社員
高校や大学を卒業して何の疑問も持たず総合職として入社する人が大量にいます。
私もかつてはそうでした。
総合職で正社員になって、あわよくば社長や役員になってやろうと
皆そう思って総合職として入社していくのではないでしょうか。
総合職で働くことは安定しているように思えます。
しかし適性が無ければ一転、地獄のような毎日を送ることになります。
人によっては取り返しがつかなくなる場合もあります。
総合職は何も考えずになる職業ではなく、適性をしっかり考えてなるべきものなのです。
今から就活する人、若しくは総合職として入社した若手社員の人に
総合職を中途半端にやるぐらいならやめとけという話をしていきます。
結論を先に言うと、総合職で食っていくのなら下記のどちらかしかないです。
・本気出して出世を目指す
・何かに特化して半分専門職のような存在になる
これができないのなら、総合職として生きていくのはやめて
何かしらの専門職になった方がラクです。
中途半端な総合職は居場所がなくなります。
尚、当記事は私の経験をもとに書いてますので偏見は大いにあります。
あらかじめご了承下さい。
総合職とは
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まず初めに総合職とは何かについての説明をします。
詳しいことはウィキペディアに書いてますのでリンクを貼っておきます。
良く言えば何でも屋の幹部候補、悪く言えば雑用係です。
総合職の特性として注目したいのは「広く浅くのジェネラリスト指向」です。
悪く言えば「器用貧乏」であり、この特性が当記事の総合職をオススメしない理由の中核となります。
別にこの「広く浅くのジェネラリスト指向」が悪いわけではないです。
将来会社の中枢人物になることを前提とすれば必須とも言えます。
物流会社で言えば、フォークリフトに詳しいだけの人、通関に詳しいだけの人に経営権は握らせませんから。
総合職を中途半端にやるぐらいなら退職した方が良い理由
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本題に入ります。
総合職を中途半端にやるぐらいなら退職して別の道を進んだ方が良いです。
若ければ若い方が傷が浅いです。
その理由を挙げます。
総合職を中途半端にやるぐらいなら辞めた方が良い理由
・目に見えるスキルが身に付きにくい
・会社から離れられなくなる
・専門職に頭が上がらない
・常に成長を求められる
・部門長クラスまでいってやっと活躍できる
それぞれ解説していきます。
目に見えるスキルが身に付きにくい
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総合職の最大のデメリットがこれです。
総合職は専門的な業務は専門職や現業職に任せ、その間を埋める役割を求められます。
例えば、顧客・上司・現場間の連絡係、まとめ役、などです。
そのため広く浅くスキルを身に付けていくことになり特化しにくいです。
また、2~3年で定期異動していくことが多く、大体はスキル取得が中途半端に終わります。
これを10年や15年続けると、業界知識を広く知っている人間にはなれます。
一方、何か具体的な業務をやれと言われても一人では何もできない状態になります。
できると言ったら例えば下記のようなものでしょう。
総合職で身に付く目に見えないスキル
・交渉力
・理解力
・説明力
・文章力
・トラブル解決能力
・パソコンスキル
・一般常識、各種マナー
どれもあって困らない力ですが、それだけでお金が稼げるかというと疑問が残ります。
上記はあくまで「会社の看板を背負った上でのみ発揮できる能力」です。
このような総合職にありがちな症状への対処法は
与えられた短い期間、少ない機会に強烈な努力をして専門職以上のレベルになるしかないです。
要点をすぐに理解できる頭の良さも必要です。
会社から離れられなくなる
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総合職は社内情勢、社内知識、社内規則、社内の人間関係構築などにもリソースを多く割かねばなりません。
当然ですがこれら社内関係スキルは転職でもしようものなら全て無駄になります。
残るのは中途半端な業務知識と目に見えないスキルだけです。
その会社で幹部になることを前提に教育を受けてきているのだから
会社から出てしまったら残るものが少ないのは当然です。
一般的に総合職がなかなか転職し辛いのはこれが主な原因です。
歳を重ねれば重ねる程、会社への依存度は高くなります。
専門職に頭が上がらない
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総合職は幅広く知識はあるものの1つの業務でけ見ると専門職には敵いません。
仕事を専門職に頼むときは頭を下げるし、人によっては偉そうにしてきます。
偉そうにされても気にしない人は良いですが、プライドが高い人には耐えられません。
私は偉そうにしている専門職とよく喧嘩をしてました。
尚、総合職なのに運が良いのか悪いのか一つの部署に居座り続けている人もいます。
半分専門職みたいな存在で、偉そうにしてくる確率が高いです。
逆に言えば、出世を断念するのならこういう半分専門職みたいな総合職になるのも手です。
また、一つの部署に延々居続ける人は大体何かしらに難有りの場合が多いです。
スキルや経験値は高レベルだが正確に難が有り異動させられない、など。
最終的に出世するのは多くの部署を経験している人ですが
こういった難あり人間の中でも波風立てずに上手く渡り歩いていく柔軟さが必要です。
常に成長を求められる
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総合職は幹部候補扱いですから、経験を積んだら強制的に次のステップへと階段を強制的に昇らされます。
上に行くほど責任は重くなりますから、人によっては今の位置に留まり、マイペースに過ごしたい人もいるかもしれません。
それを会社は許しません。
会社としてはあなたに同じ場所に留まってもらうと困ります。
幹部候補なのだから経験を積んでドンドン管理する側に回って欲しいわけです。
さらに次の幹部候補があなたの席が空くのを待っています。順番待ちです。
そういうわけで、総合職は休憩していることを許されません。
常に勉強し、成長することを求められます。
マイペースに仕事をしたいなんて人は総合職には向きません。
部門長クラスまでいってやっと活躍できる
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器用貧乏体質の総合職は部門長クラスになるまで険しい道を歩かされます。
専門職や半専門の総合職に頭を下げながら係長、課長、次長などを経て
部門長になってやっとその幅広い経験と知識が活きます。
それなりの企業だと、部門長クラスになるのは入社から30年後ぐらいでしょう。
それまで耐えられますか。
それでも総合職に進むなら
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前項では総合職はやめとけという話をしました。
それでも総合職の道を進む人にアドバイスをしておきます。
総合職でいくならこれは意識しておいて欲しいこと
・なるべく目に見える、単独で稼げるスキルを身に付ける
・競争相手は社内でなく社外の人間を意識する
・常に転職と独立を視野に入れる
これらアドバイスの共通点は
「会社に依存せず、最悪一人でも食っていける能力を身に付ける」ことです。
各々解説します。
なるべく目に見える、単独で稼げるスキルを身に付ける
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総合職として惰性で仕事をしていると目に見えるスキル、単独で稼げるスキルは身に付きにくいです。
要は「手に職」が無い状態になります。
どんな部署に行くかにもよりますが各部署でしっかりと特化した知識を付け、仮に会社を追い出されても転職や独立に活用できる状態にしておいて下さい。
競争相手は社内でなく社外の人間を意識する
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社内にこもっていると競争相手を社内の同期や同僚などにしがちです。
そうなると井の中の蛙になります。
いざ会社から出た時に、周囲のレベルが高過ぎるとか、自分の常識が通用しないなんてことになります。
常に社外の人とコミュニケーションを取り、情報を仕入れておいて下さい。
常に転職と独立を視野に入れる
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常に転職と独立の可能性を考えながら毎日を過ごした方が良いです。
今は終身雇用の時代ではなくなってきているので、いつ追い出されるか分からないからです。
常に転職と独立を意識している人は社内でなく社外と競争することになるので、結果として社内で高く評価されることにも繋がります。
総合職に適性があるのは何でもできる万能タイプ
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総合職に適性があるのは何でもできる万能タイプです。
何をやらせても大体80点以上取れる人のことです。
私が13年間総合職として働いた中で、優秀と言われる人の共通点があるので参考にして下さい。
優秀な総合職の共通点
・専門職・現業職達を従えるカリスマ性
・上司や取引先相手でも負けない話術と根性
・要点をすぐに掴む理解力
・何を言われてもすぐに言い返せる頭の回転
・同時に何個も物事を考えられる
・全く折れないメンタル
・訳分からんぐらいの責任感
これらを満たす人は要するに将来幹部になっている人です。
これに該当する人は専門職を目指すとラクです
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下記の一覧に該当する人はおとなしく専門職になった方が良いです。
1個ぐらい該当しても良いですが、複数該当するなら総合職としての適性が無いです。
断言します。
専門職の方が良い人
・専門職・現業職達を従えるカリスマ性がない
・上司や取引先相手には口で勝てない
・要点をすぐに掴めない
・何か言われてもすぐに言い返せない
・1個の物事しか考えられない
・メンタルが弱い
・会社に対してそこまで責任感がない
まとめ
結論、総合職で会社に居続けるなら
・本気出して出世を目指すか
・何かに特化して半分専門職になる
しかないです。
どっちつかずでいくと、40歳を過ぎたあたりで何にもできない管理職になります。
それが嫌なら早々に退職して「手に職」を付ける方向に舵を切った方が良いです。
私自身、中途半端な気持ちで総合職として13年働いてしまったため
会社を辞めたら何も残りませんでした。
これからの時代は会社に依存するのではなく
自分の能力に依存しなければいつ食えなくなるか分かりません。
万能タイプでない限りは総合職になることはオススメできません。
退職したいなら
退職したいなら退職代行をオススメします。
別途記事を作成しているので読んでみて下さい。
退職代行業者の選び方を解説【3つに絞りました】