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仕事のストレスで涙が止まらないのはうつ病の初期症状です

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仕事中に泣き出してしまう人がいます。

私が会社員の頃もトイレに駆け込んで泣いている人が一定数いました。

酷い時には定期面談中にポロポロ泣き出してしまう人もいます。

こちらは何も泣かせるようなことは言ってないのに。

この「涙もろい」状態は一時的なものであれば良いのですが、慢性的であればストレス過多の状態であり、立派なうつ病の初期症状と言えます。

ただちょっと情緒が不安定になっていると思って流してしまってはダメです。手遅れになる可能性があります。

手遅れになるというのは具体的には、重度のうつ病まで進行してしまい、退職⇒就労困難⇒生活保護or自殺の黄金パターンに入ってしまうことです。

初期症状であれば未だ対処できる余地がありますので、「涙もろい」状態を放置せず、まずは心療内科を受診することです。

そして最後には根本的に仕事のストレス要因を取り除きます。

当記事ではうつ病の症状、心療内科の受診方法、ストレスの根本的な取り除き方を説明しますので、仕事が辛いという方は是非最後まで読んでみて下さい。

うつ病の初期症状一覧

最初に「涙もろい状態」以外のうつ病の初期症状を紹介しておきます。

私は医者ではないのであまり詳しいことは述べられないので参考にリンクを貼っておきます。ここのサイトがうつ病について一番内容が分かりやすく且つ網羅されています。
ふせき心療クリニック

また、厚生労働省のホームページでもうつ病を疑うサイン一覧が出ていましたので引用しておきます。

うつ病を疑うサイン-自分が気づく変化

1.悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
2.何事にも興味がわかず、楽しくない
3.疲れやすく、元気がない(だるい)
4.気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう、何もする気がしない)
5.寝つきが悪くて、朝早く目がさめる
6.食欲がなくなる
7.人に会いたくなくなる
8.夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
9.心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
10.失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
11.自分を責め、自分は価値がないと感じる など

 

うつ病を疑うサイン-周囲が気づく変化

1. 以前と比べて表情が暗く、元気がない
2. 体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
3. 仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
4. 周囲との交流を避けるようになる
5. 遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
6. 趣味やスポーツ、外出をしなくなる
7. 飲酒量が増える など

恐らくこの記事に辿り着いた方は涙もろい状態になってしまっている人だと思いますが、上記のような症状にも多く当てはまるようでしたらうつ病が進行してしまっている可能性があります。すぐに心療内科を受診して下さい。

また、うつ病まで行かずとも辛いときは下記の記事を読んでみて下さい。
この症状が続いたら異動・休職・退職のサイン9点【対処しないと危険です】

心療内科の受診方法と選ぶ基準

次に心療内科の受診方法を説明します。心療内科はいきなり行っても診察してくれない可能性が高いです。

というのも、心の病気の初診は基本的にはまず医者ないしカウンセラーがカウンセリングを行い、その時間が数十分から1時間は掛かるので予め予約が必要なのです。

心療内科の初診は電話必須です。

2回目以降の診察は病院によります。経験上は薬を貰いに行くだけなら予約なしでOKなところが多いです。病院に確認してみて下さい。

それと、心療内科を選ぶ基準ですが、これはもうグーグルマップの口コミで評価が高いところに行って下さい。口コミを100%信じるのもアレなんですが、悪く書かれているところはやはり理由があります。

心療内科の口コミの評価の高さは「どれだけ患者に寄り添ってくれるか度」と考えてもらったら間違いないです。

大体、精神疾患の人に出す薬はある程度決まっていて、あとは医者がどれだけ真剣に向き合ってくれるかが重要なわけです。口コミの評価が低いところは多分あなたを金づるとしてしか見ないでしょう。流れ作業で接してきます。

私の例を出しますと、家が近いからとヅーヅルマップの口コミで星1つの心療内科に何も考えず行ったことがありますが、まず私の悩みを真剣に聞いてくれないのです。「いや~そんな症状聞いたことないですねぇ」「あーはいはい、じゃああなたの欲しい薬を出しますよ。どれですか?」なんて煽り口調で言われたましたね。結局私が以前から飲んでいる薬を貰って帰りました。極めつけは、薬が切れたのでまた同じ病院を予約しようとしたら「診察拒否させて頂きます」と言われました。当然ですが口コミに星1つで酷評投稿してやりました。だから星1つなんです。理由があります。

・心療内科の初診はカウンセリングをするため電話予約必須
・2回目以降に電話予約が必要かは病院に確認
・心療内科を選ぶ基準はグーグルマップの口コミで星4つ以上
・口コミの高さ=患者に寄り添ってくれる度

延々薬に頼り続けるのは危険

心療内科に行って悩みを聞いてもらい、薬を貰うことでとりあえずの一時しのぎはできます。

しかし根本的にストレスを取り除かないことには延々薬を飲み続けることになります。

延々と薬を飲むことでマズイことは3つあります。

①副作用と付き合っていくことになる
②長期的服用による副作用がヤバイ
③断薬が困難になり一生心療内科に行き続ける

ズバリ、私なんかはガンガン薬を飲み続けながら仕事を6年間も頑張ってしまったのでもう薬無しでは無理な体になっています。無人島にでも流されたら終わりです。

一つずつ解説していきます。

①副作用と付き合っていくことになる

向精神薬はうつ症状を抑えてくれる一方で副作用が出ることでも知られています。

向精神薬の副作用として挙げられるのが下記のような症状です。

向精神薬で多い副作用

・眠気
・倦怠感
・めまい
・頭痛
・便秘や下痢
・吐き気
・口の渇き
・勃起障害(男性)

何にも副作用が出ない人もいたりするでしょうが、大体はこのような副作用に悩まされます。男性の勃起障害などは、20代30代の盛んな時期であればちょっと致命的ですね。薬を飲み続けていく以上はこれらと付き合っていく必要があります。

②長期的服用による副作用がヤバイ

向精神薬を長期的に服用していると稀にさらにヤバイ副作用が出てくる人がいます。

詳しくは厚生労働省がマニュアルを発表しているので貼っておきます。

ざっくり言えば不随意運動が出てきます。自分の意に反して体が動くことで、日常生活をさらに困難にします。

私の場合は薬の効果が切れ始めると体全体がムズムズし始め体を動かしていないと発狂しそうになるほどで、夜眠れなくなります。

③断薬が困難になり一生心療内科に行き続ける

向精神薬は脳内物質を意図的に操作するようなもので、飲み続けていると本来自分の脳が行うべき仕事をしなくなってきます。(医者じゃないのでざっくりした説明にしておきます)

ですので、薬を絶ったら即うつ症状が復活したり、不随意運動が起きたりと大変です。

普通は徐々に薬の量を減らしていって断薬していくのですが、長期的に服用していると服用していた期間と同じ時を遡るように断薬処置をしていかないと元通りにならないのでまあキツイです。

ストレスを取り除いたからじゃあ薬やめようか、とはいかない厳しい世界なのです。

できるだけ早くストレス要因を取り除く

うつ病になってしまった人の大勝利パターンを教えます。とりあえず薬は一時しのぎで飲むとして、できる限り早くストレス要因を取り除き、取り除いたら薬の服用を徐々に止めていく。これしかないです。

延々薬を飲み続けてストレスと付き合っていくのは、前述の通り副作用地獄が待っています。

ストレス要因の除去は何よりも優先して行うべきですが、なかなか逃げられないのが現実ではあります。

また、薬の作用で症状が軽くなることで、ストレス要因とうまく付き合っていると勘違いしてしまうこともよくある話です。そこを、薬を飲み続けると地獄が待っていると自覚し、ストレス要因を取り除くように動いてください。

というわけでストレス要因の取り除き方について説明します。

まず考え方として、他人をどうにかするのは無理と思って下さい。

それと自分を変えるのも無理です。うつ病なのにさらに精神的に負荷をかけたら多分あなた自殺しますよ。

結論、環境を変えるしかないです。言い換えれば、今の職場から逃げるべきです。

負け犬だのなんだの言われても自分を守るのは逃げ一択です。

もし復讐したい相手がいればまずは弁護士に相談して下さい。
(嫌いな上司への復讐法については別途記事を書いてますので読んでみて下さい。)
退職時にパワハラ上司に復讐する方法7選【退職するなら何でもありです】やっちまえ!

では、今の職場から逃げる方法を解説します。

今の職場から逃げる方法
その①:異動を申し出る
その②:休職する
その③:退職する

それぞれ解説します。

その①:異動を申し出る

異動は、仕事自体は苦ではないが、今いる職場の人間関係が嫌な場合に有効です。

ただ、3つの中で一番手軽と言えば手軽ですが、既にうつ症状が出ている状態で異動してもあんまりいい結果になったことは経験上あまり聞きません。

大体は負荷の軽い部署に行くことになりますが、数か月後に休職⇒退職のパターンが多いです。

とはいうものの稀ではありますが復活した場合もありますので一概に悪手とは言いません。

しかし、社内評価では精神病になったということでメンタルが弱いレッテルを貼られよほどの巻き返しがないことには要職にはほぼ就かせてもらえないことがほとんどです。

一方、出世なんかどうでも良い人にとっては悪い話ではないですね。

その②:休職する

働き続けるのが困難ではあるけれど退職をする覚悟は無い、一旦様子見したい人は休職という手段があります。

会社によっては休職中も給料の何割かを支給してくれるところもあります。

また、会社が給与を支給してくれない場合でも、傷病手当金という労働上の傷病で休まざるを得なくなった人に手当が出る制度もあります。

これを利用すれば休んでいてもお金の心配は要らないです。

詳しくは全国健康保険協会のホームページをご覧ください。

病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)

その③:退職する

ストレス要因が職場の人間関係でなく、社風や仕事内容自体にあって、異動では取り除けないと分かっているのであれば、私はさっさと退職した方が良いと考えてます。

居続けてもシンプルに定年までその辛さが続くだけです。あと30年や40年、その辛さに耐えられますか?

一旦退職して、休養し、自分のできることや好きなことを見直して、それに合った仕事をやりましょう。自己分析の仕方は別途記事を書いてますので読んでみて下さい。

会社要因でうつ病になって退職するなら「会社都合」としての退職にできる可能性があります。「会社都合」での退職は、失業手当の給付日数が多く、最大で1年半は毎月数十万円が給付されます。

詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。

退職を切り出せない時は退職代行があります

まとめますと、「涙もろい状態」を放置していると悲惨な結果になります。心療内科を受診し、今の環境から逃げることを検討して下さい。早ければ早い方が自分を守れます。

もし今の会社を辞める決心が付いたものの退職を会社に切り出せない場合は退職代行を使って下さい。選び方は別途記事を書いています。

退職代行業者の選び方を解説【3つに絞りました】

尚、当ブログは退職代行に関わらず色々な退職術を書いてますので記事一覧から興味のある記事を読んでみて下さい。