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仕事ができない症状別対処法9点【事務系若手社員向け】

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会社に入社して1年目~3年目は、仕事で怒られてばっかりとか、同期と比較されて辛いとか、そんな人が多いと思います。

私自身も入社1年目はダメダメで怒られるのは当たり前、顛末書を量産したり仕事を干されたりしました。

そんな私もコツコツと改善をしていくことで10年目にはプロジェクトリーダーに就くぐらいには会社から信用されるようになりました。

入社後ダメダメ社員であっても、工夫次第で10年目ぐらいには人に立派だと言われるビジネスマンにはなれます。当記事ではその方法を解説していきます。

読んで明日からできるようになるという小手先のテクニックばかりではないです。

しかし、読んで実践していくことで必ず10年後には必ず大手企業の役職者レベルにはなれます。

自分の強みと弱みを把握すること

まず最初に言っておきますが、仕事を通して自分の強みと弱みを把握した方が良いです。

闇雲に進んでも遠回りするだけです。

自分は何が得意で、何をすると失敗が多いかよく分析して下さい。

得意なことは伸ばし、不得意なことは一般人レベルまで持って行くことです。

これが会社組織で生き残る秘訣です。

仕事の基本的事項として、大きな成功をするより失敗しないことの方が重要です。安定性が何よりも優先されます。

野球で例えるなら、ホームランバッターは必要とされてません。
毎打席必ずヒットを打つプレイヤーが求められています。

恥ずかしながら私はこの事実を入社10年目で知りました。
たまにホームラン打ってもらっても会社としてはうれしくないです。
毎打席ヒットを打つ人を多く集めた方が会社は長期事業計画を立てやすいのです。

そして毎打席ヒットを打つためには能力を満遍なく伸ばすほかないです。
どんな球が来てもまあ打てる感じにする。

もし明確に低い能力がある場合は会社員とは別の道を模索するべきです。

仕事ができない症状別対処法9点

それでは実際に、ダメ社員だった私が「ここが人より劣っているな」と感じた症状と、それに対処した方法を説明します。

症状は下記の通りです。

・仕事を覚えるのが遅い
・覚えたことを忘れてしまう
・ケアレスミスが多い
・物忘れが多い
・同時並行が全くできない
・咄嗟の状況でテンパる
・相手の話が頭に入ってこない
・人前で話すと強烈にあがる
・頭が回ってない感覚がある

それぞれ対処法を解説していきます。
当てはまる項目だけ読んでもらうだけで結構です。

仕事を覚えるのが遅い

仕事を覚えるのが遅い人の特徴は「そもそもの記憶力が悪い」と「記憶のメカニズムが分かってない」ことです。

そもそもの記憶力が悪いのは人生で「覚える動作」をあまりしてこなかった人にありがち。
記憶する脳細胞が発達してないので今更どうにもなりません。今から仕事を通して発達させるしかないです。

記憶のメカニズムが分かってない人に仕組みを説明します。

脳は「必要なことを覚える」ようにできています。だからひたすら脳に「必要なことですよ」と言い聞かせるしかないです。

そのやり方は2つ。

①ひたすらインプットする

朝昼晩、マニュアルを読み込んで下さい。
これを一週間続ける。

②ひたすらアウトプットする

マニュアルを読むだけではダメです。
「思い出す」作業が強烈に脳に効きます。
思い出すのは暗唱でも良いですが、一番良いのは人に説明してみること。

物覚えの悪い人は①ばかりやる人が多いです。

コツは②を重視すること。インプット2割、アウトプット8割が一番効きます。

注意点として、丸暗記で仕事を覚えても使い物にならないです。

少しマニュアルから外れただけで人に聞くしかできないアホの子になってしまいます。

私が会社員の頃もこういう子が多かったですし、私も最初はそうでした。

覚えたことを今度は「なぜそうなっているか」を徹底して調査分析思考して下さい。

手順が決まっていたら、なぜその手順になっているかを調べ考える。

よく分からない語句があれば調べる。

これをやれば完全に脳に定着します。

覚えたことを忘れてしまう

せっかく覚えた新しい知識も、使用頻度が少ないと忘れてしまいます。

また、さらっと聞いたことなんかも後になって「なんだっけ?」となります。

私がやっていた対策は、新しく覚えたことは全てEXCELに書き込むことです。

専用の「知識データベース」と名付けたEXCELファイルに覚えたことを全部書き込んでおきます。

こうすると、後で検索してその知識まで辿り着けるのです。

思い出したかったらEXCELで単語を入れて検索すれば良い。

これを週に一回読み流すことを習慣にすると圧倒的な知識量になります。

ケアレスミスが多い

単純な転記作業や計算で普通ならしないミスが多発している人は仕事ができないレッテルを貼られがち。

ケアレスミスをする原因は「注意力散漫」「油断している」「面倒くさがっている」の3つです。

ケアレスミスの原因
・注意力散漫
・油断している
・面倒くさがっている

対策をそれぞれ挙げます。

ケアレスミス対策

・注意力散漫
⇒目の前のことだけに集中できる環境を作る

・油断している
⇒作業後に必ず確認を行う

・面倒くさがっている
⇒金を貰ってるプロという自覚を持つ

目の前のことだけに集中する環境を作るには、人のいない部屋でやる、一人で没頭できる時間にやる、机を書類の束で囲ってパーテーションを作るなどがあります。

作業後の確認については、その作業が注意力散漫になると意味がありません。

集中して確認するコツは「必ずこの中に一つは間違いがあるはず」と思い込んでチェックすることです。

単純作業が単調で面倒くさいという時は、それをすることで金を貰っているんだという自覚を持つことです。

また、極端な話ですが「ミスをしたら殺されるような状況」だったらほとんどの人はミスは減るでしょう。

ですからミスを出さないためにも危機感を持つことが重要です。

ケアレスミスが多い人は仕事に対する危機感が足りないのです。

物忘れが多い

例えばAのタスクをやっている時にBを指示されて、さらに急ぎでCを依頼されたら、AとBを忘れてしまうことがあると思います。

脳内のワーキングメモリが少ない人にありがちです。

そんな時は徹底的にやるべきタスクを紙に書く仕組みを作って下さい。

例えばAのタスクをやっている時にBを指示されたら、簡単でも良いのでAとBを紙に書き留める。

Cを急ぎで依頼されたのならCも紙に書き留めて下さい。

最終的に紙にはA,B,Cが記録として残ります。

それを眺めて優先順位を決め、一つずつ確実に処理していきます。

コツは自分の記憶力を過信しないことです。

アホとか変人とか思われても良いので徹底的に紙にタスクを書いて下さい。
そしてその紙を置く定位置を作っておく。

忙しくて訳が分からなくなったら深呼吸してその紙を眺めるように習慣付ける。

これは脳内のワーキングメモリ不足を紙で補完する方法です。

それと、紙に書いたは良いもののそれを失くす人もいるので、何度も言いますが必ず定位置を決めて下さい。

机の上でも良いし胸ポケットでも良いです。

その紙が仕事をこなす上でのあなたの生命線です。

同時並行が全くできない

私が会社員のころ下記のような状態になったことがあります。

①パソコンに向かって急ぎのメールを打っている
②と同時に固定電話が鳴る
③と同時に携帯電話が鳴る
④と同時に受付に来客
⑤と同時に現場から無線が入る
⑥と同時に上司から話しかけられる
頭真っ白

これは極端な例ですが、対策としては予めこんなことも有りうると想定して優先順位をシミュレーションしておくことです。

軍隊なんかもいきなり実践だとパニックになるので何回もしつこいぐらい訓練をします。

自分の頭の中で予行訓練をするのです。天才でもない限り、大体の人はやっています。

上記の状況であれば私だったら①②③は一旦スルー。

⑥の上司にはちょっと待ってくださいと言い、⑤には来客なのでちょっと待ってと言う。

そして落ち着いて来客対応をする。とシミュレーションしておきます。

もしこの来客がどうでもいい客だったらまた優先順位を変えます。

同時並行をこなしていくには脳内シミュレーションと実践経験です。

咄嗟の状況でテンパる

自分が想定していなかった事態、経験したことのない場面に出くわすとテンパって頭が真っ白になるのは誰しもあります。

しかしその頻度が私は多かったです。

これは無気力人間だったせいで人生での経験値が少なく、あらゆることが想定外のことだったり初めてのことになってしまっていたからです。

長期的な対策としては経験値を増やすことです。

引き出しを増やすことで「ああ、あのパターンか」と冷静でいられます。

ただ、そんな長期で待ってられないという人に短期的対策も説明します。

わけが分からない状態になったらまず深呼吸をして下さい。そして一歩引いた状態で自分の背中を見つめるような感覚を意識し、今目の前の問題を一つずつ認識するようにする。

こうすると落ち着いて状況を把握し、最善手を取れるようになります。

最初は「こんなん無理だよ」と思っても、何回もやってるとできるようになります。

相手の話が頭に入ってこない

相手の話が頭に入って来ず、適当な相槌を返して、ふと我に返って「なんて言ってたっけ?」とう状況が若い頃に多くありました。

そして後になって聞くに聞けず分からないまま仕事を進めて大惨事なんて何回もやりました。

原因は2つあります。

①意味の分からない単語が多く文章として頭に入ってこない
②注意力散漫になっている

①の対策は、分からない単語があったら恥ずかしがらずにその場で聞くことです。

大惨事を起こすよりよっぽど良いです。

②の原因は話を聞いている時に別のことを考えてしまうことです。対策は、常日頃から自分の頭の中をシンプルにさせておいて下さい。

どうしても気になるタスクがあったら紙に書いて一旦忘れる、目で見える範囲を綺麗に整理しておくなどして、気になることを自分の内外から一切排除する。

こうすることで話を聞くことに100%集中できます。

それでもダメならスマホなどの録音機器で録音して下さい。

あとでコッソリ録音したものを聞けば間違いないです。

人前で話すと強烈にあがる

プレゼンや何かの発表があると、私はもう最大限に緊張しました。

ホワイトボードに何か書こうとすると手が震える。

足が震える。

呼吸が荒くなり喋りにくくなる。息すらできなくなってくる。

これは場数を踏むことで若干マシにはなりますが

やはり体調がダメな時はぶり返すことが多かったです。

これを救う救世主がこの世に存在します。

「インデラル」という薬です。

心臓の鼓動を抑える薬で、あがり症界隈では神の薬と言われています。

プレゼンや面接などで飲むと一切緊張しません。

心療内科に行ってあがり症だから何とかしてほしいと言えば処方されると思います。

ちなみに副作用も無いようです。

 

頭が回ってない感覚がある

ちょっと込み入った話を聞いたり話している時に、チンプンカンプンになる時ありませんか?

小難しい専門書も頭に入ってこない。法律の条文も意味不明。

原因は睡眠不足の可能性が高いです。

私なんかは自分の必要睡眠時間は10時間です。

10時間も眠ればかなり頭が冴えて、エリート社員に負けず劣らずの頭脳になっている気がします。

しかし、私が会社員の頃に確保できていた睡眠時間は5時間です。

これでは本来自分が持っているパフォーマンスを全く発揮できません。

ですから、まず自分の必要睡眠時間を把握することと、睡眠時間をどうしても確保できないなら思い切って必要な睡眠時間を確保できる仕事に変える方が得策と思います。

スタートラインは人によって全然違う

入社後に同期などと比較されて辛い人に覚えておいて欲しいのは、スタートラインは人によって全然違うことです。

高校卒業後か大学卒業後に入社するのは一緒ですが、それまでの中身の濃さが人それぞれだからです。

部活で全国レベルの結果を出したとかバイトでリーダーを任されていたとか何かしら打ち込んでたものがあるとかの華々しい実績を持っている人はやっぱり仕事をやらせても光る部分があることが多いです。

一方の仕事ができない私の学生時代はこんな感じでした。

・勉強はテスト直前のみやるのがデフォルト
・授業中はひたすら寝る
・バイトは最低限のことしかやらない
・サークル入らず
・ゼミ入らず
・ゲームが大好き
・友人との遊びよりゲームを優先

早い話が、経験や能力の積み上げが全くできていなかったということです。

こんな人は世の中には多数いるのではないかと思います。

このような無気力人間が社会人生活をスタートしたら、当然しっかり積み上げを行っていた人と差を付けられるのは当たり前です。

だから、同期と比較してもあまり意味が無いです。自分と向き合うしかないです。

よく先輩や上司で他の同期や先輩と比較して叱責してくる人がいますが、「はいそうですね。」と言って、心の中では無視して下さい。

今まで積み上げてこなかったことはどうにもできませんから、今後に集中するしかないです。

勉強だけ頑張ってきた人も入社後早々はキツイ

しっかり積み上げを行っていた人は社会人でスタートダッシュができるとは言いましたが勉強だけを頑張ってきた人は例外です。

勉強と仕事で求められる能力はイコールではないからです。

たまに高学歴で勉強しかやってないやつは仕事ができないと言われるのはこの考え方がもとになっています。

勉強の基本は暗記です。

“十分な期間が設けられている中で”勉強の計画を立て、参考書を理解し暗記して、最後のペーパーテストで暗記したことをアウトプットする作業です。

ある程度の臨機応変さが求められることも有りますが、メインは暗記したことのアウトプットが多くを占めます。

従って勉強で測れる能力は「長期記憶力」「長期継続力」「長期理解力」「長期計画力」の4つだけです。

家庭教師や塾に頼りっきりだった人は「長期理解力」と「長期計画力」に欠ける場合もあります。そこを他人任せにしているから。

一方の仕事で求められる能力は下記の通りです。

職種により多少の違いはありますが大体は共通する点です。

仕事で求められる能力
・相手に自分の意図を正確に伝える
・相手の意図を正確に理解する
・周囲の状況を瞬時に把握する
・優先順位を瞬時に判断する
・同時にこなしていく

勉強が長期的に処理していく能力が求められる一方、仕事は短期的に処理していく能力が求められます。特に若いうちは。

分かりやすく言えば、勉強はひたすら机に向かってコツコツと長期スパンで進めていく個人競技。

仕事は短期スパンで瞬間瞬間の判断を積み重ねていく団体競技。

スポーツで例えると「勉強=マラソン」「仕事=サッカー」です。

勉強の能力が仕事に活きるのは、管理職以上になった時です。管理職になると「長期計画力」も求められますから。

そういうわけで、勉強に打ち込んできた人は社会人になって自分の能力が通用しないことに愕然とします。

では、今まで積み上げてこなかった人が逆転するにはどうすれば良いのか。

それは「今の仕事に必要な能力を把握」し、「自分の能力を客観的に把握」し、「その差を埋めていく」しかないです。

苦手過ぎる場合は仕事を変えることも視野に

先に私が挙げた仕事ができない症状は、ぶっちゃけ発達障害によくみられるものです。

私自身は病院に行ってませんが恐らく弱めの発達障害だったのではないかと今では思ってます。

実は発達障害を疑った方が良い症状

・仕事を覚えるのが遅い
・覚えたことを忘れてしまう
・ケアレスミスが多い
・物忘れが多い
・同時並行が全くできない
・咄嗟の状況でテンパる
・相手の話が頭に入ってこない
・人前で話すと強烈にあがる
・頭が回ってない感覚がある

発達障害については厚生労働省のホームページで詳しく解説してますのでリンクを貼っておきます。

弱めの発達障害であれば工夫で乗り切って大手企業でも役職者にはなれます。

しかしストレスは尋常ではなく、普通の人の何倍も疲弊します。

実際私は土日は疲れ切って動けませんでした。

症状が強いとさらに辛いはずです。

早めに病院に行って発達障害と診断されたら、無理に今の会社で続けるのではなく自分にできる仕事に切り替えた方が人生ハッピーになれると思います。

まさか自分がと思うかもしれませんが、受け入れるとラクになりますよ。

例えば上記の症状があってもストレス無くできる仕事には下記のようなものがあります。

・プログラマー
・デザイナー
・ライター
・アフィリエイト
・動画編集
・YOUTUBER

若いうちに道を切り替えてスキルを積んだら十分に食っていけます。

私も今ではライターの道を進んでいて日々ストレスなく過ごしています。

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